夢の扉+で紹介
赤色立体地図を開発した千葉達朗
等高線の地図では分かりづらい山や谷の地形が赤色立体地図では鮮やかなほど浮かび上がる
地表の凹凸を表現できる赤色立体地図
地図のデータは飛行機やヘリによって上空からレーザーを照射し計測し収集する
そのデータを基に赤い色で陰影をつけ、立体的にビジュアル化したのが赤色立体地図
その技術により木々に覆われた古墳の形状も丸裸に
手の込んだ立派な造りから卑弥呼の墓ではないかと論争を巻き起こしている
千葉が赤色立体地図を生み出したきっかけは富士の樹海
富士山の噴火について議論されていた2000年
溶岩の流出被害を予想するため、青木ヶ原樹海の詳しい地形調査を急いでいた
だが調査は困難を極める
等高線の地図では樹海の状況が把握できず調査に踏み切れなかった
人を遭難から守る安全な地図は作れないか?
千葉の新しい地図作りが始まった
目指したのは地表の凹凸を平面で表現すること
そこで目をつけたのが尾根を見やすくする技法と、逆に谷を見やすくする技法
千葉はこの2つを組み合わせる事に
すると尾根と谷の両方が浮かび上がった
ところが肝心の立地感がたりない
千葉は少年のように地図に様々な色をつけ始めた
中でも凹凸を最も鮮明に浮かび上がらせたのが「赤」
スポンサーリンク
コメント