世界ふしぎ発見で紹介
3000m級の岩山が立ち並ぶ南チロル地方「ドロミーティ」
アルプス山脈の東部
総面積140k㎡、東京都より一回り小さい地域
雄大で奇抜な景観が広がっている
この奇岩地帯はおよそ4000万円前にはじまった大陸同士の衝突によって特殊な石灰岩が隆起して生まれた
標高3343mの氷河を頂くマルモラーダ
アルプスの女王とも称されるドロミーティに最高峰
そもそもドロミーティの名前は、1791年、岩山が石灰岩の一種「ドロマイト」で出来ていることを発見したフランスの地質学者:デオダ・ドゥ・ドロミューに由来する
その岩山からアンモナイトが発見された
他にサンゴの化石なども見つかっている
ドロマイトとは海中のサンゴから作られる特殊な石灰岩の事
つまりドロミーティは2億年以上前には海の底にあった
ドロマイトで濾過された雪解け水はミネラル分が多く含んでいる
それによって麓では土壌が肥え、植物が良く育つ
9世頃からアドレア海の干潟に10mほどの木の杭を隙間なく打ち込みその土台の上に作られた水の都ヴェネツィア
その杭こそドロミーティの森から切り出されたカラマツ
さらにドロミーティのカラマツはヴェネツィアの反映を支えた船の建材としても使われた
カラマツは深く根を張り土壌を安定させるため、豊かな森を作り質の良いモミの木も育てる
ドロミーティの森で育ったモミの木は年輪が詰まっていて強いうえに軽い
イタリアの天才弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリが最上の素材を探し抜いて見つけたのがドロミーティのモミの木だった
スポンサーリンク
コメント