深イイ話で紹介
作家:司馬遼太郎(1923年~1996年)
「竜馬がゆく」「国盗り物語」「坂の上の雲」など多くの名作を生み出してきた
これまでの発行部数は1億8000万部
そんな司馬遼太郎の文筆活動を生涯支えたのが奥様のみどり夫人
執筆や講演の依頼などの窓口をこなし、取材旅行にもほとんど同行
2人の出会いは昭和28年、産経新聞大阪本社
当時、司馬遼太郎は新聞記者として働きながら小説を執筆
司馬遼太郎は若手新聞記者のみどりさんに一目惚れ
交際から5年、司馬遼太郎からプロポーズ
「なぁ、僕の嫁はんになる気はないやろな」
「ダメダメ、私お料理できない、裁縫もできない、それに掃除も嫌い」
「そんなんどうでもいい。結婚したら家事なんかせんでもいいよ」
昭和34年、結婚
翌年、小説「梟の城」で直木賞を受賞
仕事の依頼が次々と舞い込み、作家業に専念するため新聞社を退職
一方、みどりさんは結婚後も新聞記者として仕事に没頭
あの日、みどりさんはいつものように行き先を書き記して外出
友人と店で食事をしていた
すると突然自宅の家政婦から電話が「実は先生が…」「また?」
みどりが外出すると司馬が必ず熱を出す
けっして仮病ではない
友人と外出するたびに司馬は毎回発熱した
結婚から5年目、みどりさんは夫のために新聞社を退職
15年と云う新聞記者のキャリアを捨てた
依頼、司馬が他界するまでの32年間、みどりさんは片時も司馬の側を離れなかった
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