火曜サプライズで紹介
日本に初めて電柱が建ったのは明治2年
当時、文明開化を急ぐあまり、電柱を建てている時間がもったいない、と道端の松の木を電柱変わりに使っていた事もある
電信柱は上に行くほど細くなっている
根本の直径は31㎝、先端の直径は19㎝
先を細くすることで安定感が増す
風などの抵抗も少なくなり強度が高まる効果がある
電柱の耐久性は条件が良ければ50年~100年ももつ
●電柱の製造
電柱の中には強度を上げるために鋼鉄製のワイヤーが入っている
そのワイヤーを円柱の形に溶接し、鉄筋かごと呼ばれる電柱の骨格となる
その骨格の中には溶接されずにたるんでいるワイヤーも入っている
鉄筋かごを型枠に入れ、たるんだワイヤーを引っ張る
型枠の中に中途半端な量のコンクリートを流し込み、高速で回転させる
遠心力によりコンクリートが外側に押し付けられ型枠の中は空洞になる
根元側に蓋をした後、半日以上かけて固める
たるんでいたワイヤーを切断
引っ張ったワイヤーの両端を切ると元に戻ろうとしてギュッと縮まる
この時、ワイヤーの周りに固めたコンクリートも一緒に縮まり、ただ固めるよりも密度が上がる
型枠から外されて完成
電柱の値段は8万円
●電柱を建てる工事
2mほどの深さまで穴を掘り、電柱を埋める
続いて穴の中に根かせと呼ばれる転倒防止用のコンクリートブロックを設置
掘った土を元に戻して固めるだけ
何度も強度実験を行った結果、全体の長さの1/6程度埋めていれば倒れる心配はないと云う
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