私、○○○ですけど何か聞きたい事あります?で紹介
●私、元裁判官ですけど何か聞きたい事あります?
元裁判官:井上薫
東京大学卒業後、独学で司法試験合格
横浜地裁判事など歴任し2006年退官
現在は弁護士と著述業
「実刑か執行猶予で迷うこともある。境ぐらいの場合もある。どっちにしてもおかしくない」
●裁判官によって厳しい判定を出す人、甘い判定を出す人は分かれる?
「刑の重さが軽いか重いか、それは個人の傾向がある」
「検察官が最後に懲役10年を求刑したりするが、普通は求刑の2割引きと云われている。検察官が10年求刑したら判決では8年。2年分弁護人の顔もたてる。ところが中には求刑を上回る判決をよく出す裁判官もいる。逆に非常には軽い人もいる。常識的には実刑かなと思う場合でも執行猶予と。仏の○○○さんという人がいた」
「裁判官の当たり外れで結論が変わる可能性がある」
●今まで下した刑の中で一番重いのは?
「無期懲役。殺人でした」
「被告人の生い立ち、犯行に至る経緯。犯行が終わった後の状況、全般を調べる」
「特に人殺しは、情状にすごい幅がある。普通、人を殺したら悪い、むしろ殺される方が悪い場合も」
殺人にも多様な背景があることを考慮する
●裁いた人と街中で会うことは?
「地方に転勤して、保釈中の被告人とスーパーでパッタリ会ったことがある。言葉は交わさないけどお互いに知っている」
「民事の事件の4割は男女のもつれ。金と男女関係を除いたら対して残りはない」
「正妻が愛人を訴えた…個人的にも興味が出ちゃう」
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