夢の扉+で紹介
●世界が認めるジャパンデニム
最高峰と云われるデニム生地を作っているのは日本
日本人が履いているジーンズの2本に1本がこの会社のデニム生地で作られている
・カイハラ:広島県福山市
会長 貝原良治
世界中の有名ブランドがそのデニムを使いたいとやって来る
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失敗作と呼ばれるデニムが世界と渡り合うカイハラの武器
1年間に開発するのは約1000種類
そのほとんどが失敗作となる
世界が認めるカイハラデニムは山の奥へと分け行った山間部の工場で驚きのハイテク装置で作られている
日本では数少ない井戸作りから自分たちで行う一貫製作
デニムを織る織機およそ400台が24時間休みなく動く
徹底した機械化で生産効率を上げ、最後は人間の目で厳しいチェックを行う
世界最高峰と呼ばれる秘密が染色
グリーンからブルーへ
空気に触れ酸化することによって発色するが藍染め、インディゴ染め
生き物に例えられるほど繊細で取り扱いが難しいインディゴ染料
カイハラの強みはそれをムラなく常に一定の色に染め上げる高い技術
そのルーツは地元に伝わる備後絣の藍染め
カイハラの創業当時から培われてきた技術
芯白とは糸の周りだけを染め真ん中は白く残す染色
ジーンズを履くうちに青い部分がこすれ、中の白がのぞく
あえて色落ちさせる、それが他の繊維にはないデニム最大の特徴
貝原が家業に入ったのは備後絣からデニムに乗り出そうとしていた1970年代
時は高度成長期、若者たちにとってジーンズは自由の象徴だった
それを追い風にカイハラは急成長
ところがその後、ファッションの多様化、ジーンズ離れが始まった
1978年の夏、人員整理を余儀なくされ、従業員のおよそ1/3が去った
貝原は世界に勝つ日本のデニムを広島で作ることを誓った
2012年3月12日、第42回 繊研合繊賞 授賞
カイハラの繊維界の権威ある賞が贈られた
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