夢の扉+で紹介
●世界一の琉球紅茶
いま沖縄生まれの紅茶が人気を集めている
その名も琉球紅茶
その独特な風味が評判を呼んでいる
沖縄ティーファクトリー:内田智子
最も高級な琉球紅茶「月夜のかほり」は100g1万円
内田智子は天才的な味覚と嗅覚を持つ
紅茶の産地といえばインドのダージリン、アッサム、中国のキーマンが有名
そこに沖縄を仲間入りさせようと目論む女性がいる
琉球紅茶の生みの親:内田智子
彼女の夢は沖縄を紅茶の一大産地にし、世界に認められること
内田はティーブレンダーとしての類まれな感覚で沖縄産の紅茶がそれに値すると確信していた
収穫した茶葉はひと晩かけて水分を減らす
翌朝、それを手揉み
その後、発酵、乾燥というプロセスを経て完成
紅茶の茶葉は同じ品種であっても畑や収穫時期によって驚くほど味や香りが違う
そうした異なるいくつもの茶葉をブレンドし理想の紅茶を作り上げていく
品種、畑、収穫時期の異なる5種類の茶葉を1つ1つテイスティング
どの茶葉を、どんな比率で混ぜ合わせるか?
それぞれの長所を活かした味、香り、余韻が作る
当然、茶葉の状態は毎回変わるため、決まったレシピなど存在しない
自分が作るべき理想の味は内田の頭の中にだけにあり、それを何年も覚えていると云う
28歳の頃、夫の仕事でスリランカへ移住
本場の紅茶と出会い、衝撃を受けた
内田はスリランカで紅茶作りを一から学んだ
その後、夫の転勤で紅茶とは縁のない沖縄へ
そこで目の下のは紅茶の名産地スリランカの茶畑そっくりの赤土だった
そのヒラメキは地球儀を見て確信に変わる
沖縄は紅茶で有名なインドのアッサムと緯度が同じだった
鹿児島で見つけた紅茶の苗木「べにほまれ」
135年前、国をあげて紅茶生産に力を入れようとしていた明治時代
元徳川家家臣の多田元吉がインドから持ち帰ってきたアッサム種
当時は全国で栽培が試みられたが、寒さに弱く幻の品種になっていた
会社を立ち上げ、10年の試行錯誤の末に完成したのが琉球紅茶「月夜のかほり」
100g1万円、一般的な高級紅茶のおよそ3倍の値段
一度味わうと忘れられない独特の味と香りが紅茶好きの心をとらえた
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