ザ・スクープSPで紹介
過去からのメッセージ 古文書が語る巨大津波
過去からの警告に耳を澄ませば実は想定外ではなかった東日本大震災
およそ1000年前にも大津波が襲った事を伝える古文書が残っている
“人々は叫び声を上げて地面に這いつくばり立っている事ができなかった 数十百里の内陸まで一面海になり、原野も道路も境目が分からなくなった 船に乗る暇も山に登る暇もなく溺死するもの千人ばかり”
平安時代の国家の記録「日本三代實録」が記した869年の貞観地震
「溺死千人」を現在の人口比に当てはめると死者はおよそ2万人で東日本大震災に匹敵する被害になる
●鎌倉大仏を襲った大津波
寺に伝わる鎌倉時代の記録によると
“波が仏閣僧房をことごとく流してしまった”
明応地震で発生した津波は海からおよそ1km離れた寺にまで押し寄せ、大仏殿を破壊したという
大仏を囲むように残る大きな石はかつて大仏殿の柱の土台だった
また大仏の肩には大仏殿崩壊の際についたとみられる傷も残る
しかし鎌倉市のハザードマップではこれまで鎌倉大仏は津波の緊急避難先に指定されてきた
「鎌倉大日記」によると
“八月十五日大地震、洪水あり 鎌倉由比ヶ浜に海水至る 水の勢い大仏殿お堂を破壊し、溺死者200人余り
その鎌倉には現在17万人が暮らす
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