夢の扉+で紹介
一台の画期的な発電機が生まれようとしている
夢の発電機を発明したのは元大工:平松敬司
●大工のひらめきが電力に革命
長年、科学者たちが気付かなかった画期的な発明
手回し発電で消費電力の高いエアコンを動かす
火力・水力・風力・原子力に共通して云えるのは、それらのエネルギーを回転の運動エネルギーにし、電力を作っている
その動力で発電機を動かし、電気を作り出している
エネルギーを効率よく発電機に伝えられれば電力も増える
平松氏考案の発電機は発電効率を8%以上も向上させる可能性がある
モーターの回転効率を1%上がると、日本の電力事情を考えると100万kwクラスの発電機が1基、不要になるほどの省エネ効果がある
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現役バリバリの大工の頃、毎日建設現場に自転車で通いながら「ライトを点けて走ると自転車のペダルが重い、なんとかこれ軽くなればいいのにな」と考えていた
ライトを分解してみた
自転車も大きな発電所と同じでコイルのそばで磁石を回すことで電気を生み出し、ライトを点灯させていた
ライトの発電機の磁石を回してみるとカクッカクッと抵抗があった
磁石が電磁石から離れる際、吸着する力が抵抗を生んでいた
これはコギングトルクと呼ばれ、電気の世界ではよく知られる現象だった
これがライトを点けた時、ペダルを重くする要因のひとつだった
平松氏は大工を退職した後、この長年の疑問を解消しようと試みた
ある日、閃いた
発電機を2つ並べたらどうだろう?
コギングトルクが起きていた従来の発電機
2つ重ねることで磁石の吸着する力が相殺され、カクッカクッという抵抗を低減させた
プラスチックやべニアの板で次々に手製の発電機を試作
協力を申し出たのは昔の職人仲間
物造りのプロたちのおかげで発電機の模型が完成
より回転をスムーズにするため発電機を2つではなく4つ連結した
回転にようする力は通常の1/7
これが風力発電なら従来よりも小さな風で動く事になる
さらに磁石を少しずつズラすことで磁石の引き寄る力を利用
あとは売り込むだけ
大手機械メイカーや自動車メーカーに自慢の発明を持ちこんだ
誰ひとり元大工の話をまともに聞こうとはしなかった
メーカー7社に大学7校、全てが門前払い
すがる思いで京都大学を門をたたいた
偶然平松氏の電話を受けた人物こそ超伝導の世界をリードする回転機のスペシャリスト:中村武恒だった
中村氏は回転の軽い発電機に驚いた
念のため国内外の特許を調べたが元大工が持ち込んだ発明と同じ物は隅から隅まで探しても見当たらない
そこで中村氏は平松氏の発明を科学的に分析
すると大変な事実が分かった
平松式はエネルギーを効率よく電気に変換していた
中村氏の分析の結果、平松式はこれまでの発電効率を8%以上向上させる夢の発電機だった
中村氏は平松氏の発明を学会に発表すると国内外からオファーが殺到
様々な分野からその高い実用性が期待されている
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