教科書に絶対のせたい!で紹介
明治大学文学部教授:齊藤孝
日本語の語源
●長丁場
意味は「長い道のり」や「長時間かかる物事」
長丁場の丁とは町の通路の事を意味し、その間の距離が長い事から長丁場と云う言葉が生まれた
●ぐれる
意味は「わき道にそれる」や「不良になる」
「ぐれる」の「ぐれ」は「はまぐり」の「ぐり」
対ではない貝殻は他の貝殻と合わせても、うまく合わない
●かまとと
意味は「分かっているくせに知らないフリをする」
「かまとと」の「かま」は「かまぼこ」、「とと」は「魚」のこと
庶民の食べ物だったかまぼこをある遊女が庶民であることを知られたくないと、わざと知らないフリをして「かまぼこは「とと」から出来ているの?」と聞いた事から、主にウブなフリをする女性に対して使われるようになったと云われている
●いただきます
目の上の人からもらった物を「頭にのせる」行為自体を「いただく」と云い
後に食べ物を目の前にした時、いちいち頭の上にのせるができないと、頭の方を下げるようになったのが「いただきます」のはじまりだと云われている
●お払い箱
意味は「いらないものを捨てる」
お祓いしたお札が入った箱
毎年年末になると信者のもとに新しいお札が入った「お祓い箱」が届けられた
それまで使っていたお祓い箱が不要なった事から転じて、「いらなくなったものを捨てる」と云う意味で「祓う」と云う漢字を「払う」をあて、「お払い箱」という言葉が生まれた
●天下分け目の天王山
京都府乙訓郡大山崎町の天王山
本能寺の変後、豊臣秀吉と明智光秀が戦った
どちらかが天王山を占領すると有利になる、勝負のポイントとなる、と云うところから生まれた言葉
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