世界一受けたい授業で紹介
最新科学で徹底解明
●幽霊・金縛りは脳の錯覚だった
東京医科歯科大学:秦羅雅登
人は普段色んな事を見たり聞いたりしている
実際には脳に入ってきた情報そのものではなく脳が解釈したもの
●走馬灯現象は脳の仕業
脳の曖昧さが引き起こす怪奇現象が、危険な状況の時に目の前の出来事がスローに感じる走馬灯現象
人間が見ている世界というのは、手の伸ばして大体指三本分くらいのところはものすごくハッキリ見ている、しかし周りの所は実はほとんど見えていない
網膜で捉えたものは実はボヤっとした世界しか見えていない
ぼんやりしているところを脳は色んな情報を使って補って解釈をしている
見ているものの中にはたくさんの情報がある、それをいちいち脳で情報処理をしていたら脳がパンクしてしまう
したがって自分に重要な情報だけを取り出す
しかし危機的な状況になった時は脳が感覚を活性化させ、普段捨てている情報も全部処理をする
危機的な状況で走馬灯現象が起きている時には色んな事を処理するために時間が長く感じられてスローモーションのように見えてくる
●幽霊・心霊写真は脳の仕業
人が幽霊を見てしまうという現象に深くかかわっているのは人の顔
脳にとって人の顔というのは非常に重要な情報
額が普通より広い、鼻が普通より大きいなどの特徴は人を見分ける時にものすごく大切
あまり良く見ていない時に、脳は特徴を捉えて誇張する
顔は社会生活の中で大切
人の脳にとって特殊な情報
顔に対しては色んな錯視が起こる
●金縛りは脳の仕業
金縛りを人工的に起こす方法も分かっている
眠りには夢を見るレム睡眠と夢を見ないノンレム睡眠があり、90分ぐらいで繰り返される
浅い眠りになったら起こす、を行うとリズムが崩れ、眠ったらすぐに夢を見る状態をつくることができる
こうすることで金縛りを人工的に起こす事ができる
金縛りにあったと云う被験者は金縛りの時に「起きていた」と話すが、実際は夢を見ているレム睡眠の状態だった
不規則な生活を送っている人に金縛りが起こりやすい
ヨーロッパでは看護師の麻痺と呼ばれていたこともある
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