そうだったのか!学べるニュースで紹介
この夏知っておきたい!熱中症
現役医師で医療ジャーナリスト:森田豊
米国ハーバード大学医学部専任講師を歴任
●熱中症とは?
高温多湿の環境で起きる様々な障害
人間の体温は36℃~37℃で保たれている
この36℃~37℃は臓器が正常に働くふさわしい温度
高温多湿の環境で熱が外に放出されないで体の中にこもってしまうと様々な症状が出てくる
日射病や熱射病は熱中症のひとつ
●熱中症の症状とは?
・めまい、失神
・けいれん、筋肉痛
・意識障害
体温が上がり過ぎると臓器の働きが悪くなる
体温が40℃以上になると死亡する可能性もある
●熱中症を防ぐには?
窓を閉め切った状態で風通しが悪い部屋や火を使い水場があるキッチン、風呂など実は屋内の発症率が高い
2010年、熱中症で1718人が死亡、そのほとんどが65歳以上
汗をかくと水分・塩分が減少
体が必要な水分・塩分の量を下回った状態が脱水
のどの渇きは脱水のサイン
年をとると脱水が起こしやすくなる
お年寄りが脱水になりやすい理由はのどの渇く感覚が衰え、水分補給が少ない
脱水が危険な理由は体温調節機能が働かなくなるから
したがって熱中症になる可能性が高くなる
●熱中症の予防対策
・水分はのどが渇く前からこまめにとる
・大量に汗をかいた時は塩分を多くとる
効率よく冷やせる部位は首の横、脇の下、足のつけ根
皮膚の近くの太い血管を冷やすと効率よく体温を下げられる
現代人はエアこの使い過ぎで汗腺が衰えており汗が出にくい
汗をかけば熱中症に強い体になる
重症の場合は救急車を呼んで病院にすぐに連れて行く事が大事
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