世界で初めて世界遺産に登録された地下100mの「ヴィエリチカ岩塩坑」

教科書にのせたい！で紹介

岡山大学大学院 教授：田口雅弘

●地下100mにある塩で出来た観光地「ヴィエリチカ岩塩坑」

ピラミッドなど有名な世界遺産に先駆け、1978年、世界で最初の世界遺産に登録

ポーランド・クラクフ

白く輝く空間、「最後の晩餐」を模した壁画、彫刻などの美しい芸術作品の数々

他にも礼拝堂や、宝石の様な岩塩が天井を埋め尽くした部屋、雪の様な岩塩に覆われた部屋など

ココは世界でも有数の岩塩採掘場

中世から掘り始め、1996年に停止するまで700年以上も操業

最盛期には１万人以上の坑夫たちが塩を掘り続けていた

洞窟の総延長は300km、東京・名古屋間とほぼ同じ距離

中世のポーランドでは国の収入の1/3が岩塩だった

昔は洞窟で突然、地下水が溢れだすなど悲しい事故がたくさん起こり、多くの犠牲者を出した

そんな彼らを弔い、西行の安全を祈る為に礼拝堂を作った

スポンサーリンク