ナニコレ珍百景で紹介
犬を飼えない集落
・奈良県吉野郡吉野町窪垣内(くぼがいと)
窪垣内(くぼがいと)と呼ばれるおよそ70世帯が暮らす集落
1300年前から犬を飼うと災いがあると言い伝えられている
大海人皇子と大友皇子が王位継承を巡って起こった日本古来最大の内乱「壬申の乱」
劣勢だった大海人皇子はこの地に逃れ、一人の老人に船の下に匿ってもらった
すると老人は知恵を働かせ船の上に食べ物を置く
そこへ大友皇子の追手が犬を連れてやってくる
人の気配を察し、吠え続ける犬を見て老人は
「食べ物を見て吠えるなんて卑しい犬め」と石を叩きつけ犬を殺してしまった
犬を警戒し、食べ物も置いて大海人皇子を救った老人
そんな伝説から窪垣内では犬を飼うと災いが起こると云われ、人々も1300年以上守り続けている
ちなみに神社には狛犬もいない
スポンサーリンク
私の生まれた兵庫県美方郡香美町 板仕野でも犬を飼ってはいけない慣習があり、幼い頃は犬を知りませんでした。初めて見たのは4キロ離れた村岡の町に出たときで、家の前で寝ている茶色の雑種でした。
禁止の理由は解りませんが、村は平家の落人伝説があり、神社には平重盛が祀られています。
投稿情報: itateno | 2011/08/16 19:25