●隅田川と墨田区
名古屋大学文学部教授:町田健によると
墨田区よりも隅田川の隅の方が古い
1932年10月、東京は35区あった
1947年3月に東京35区から23区に
本所区と向島区を合併して新しい区を作ることに
名称は住民からの人気投票を行った
結果、隅田川の隅を使った「隅田区」が1位になった
しかし、1946年、当用漢字表が発布されていた
日常的に使える漢字を1850字に制限した
法令、公文書、新聞、雑誌など1850時以外の漢字は使うなというお達し
当用漢字にない字は、ひらがなにするか?違う漢字を当てるしかない
そこには「隅」が無かった
新しい地名を登録するときにも当用漢字にある字しか使えなかった
実は 隅田川は「角田川」「墨田川」など色んな漢字が使われていた
徳川吉宗が桜の木を植えた隅田川の堤は
名所として知られ「墨堤」と呼ばれたことから
「墨」であれば当用漢字にあると「墨田区」と命名した
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