私の何がイケないの?で紹介
国際ロマンス詐欺とは海外の男性が日本人女性と一度も会う事なく巧みな言葉で多額の現金を搾取
・被害総額200万円 あり金すべてを巻き上げられたシングルマザー
2011年12月、Facebookに海外から届いたメッセージ
スティーブと名乗る男性からだった
“よかったら僕と友達になっていただけないでしょうか?写真を見てもし気になったらお返事ください”
最初はいたずらメールだと思った
しかし…手紙も文章もきちんとした文面、写真も爽やかな雰囲気で悪い人じゃないという印象をうけた
数日後、添付されたファイルを開いてしまった
するとそこにはスティーブとその娘の2ショット写真
そして…“私はシングルファザーです。何でも話し合える優しい女性の友人を探しています”
スポンサーリンク
『臨床心理カウンセラー:松山真己によると、シンクロニシティ効果と呼ばれる心理テクニック。同じ境遇を装う事で相手との距離を縮める』
不信感が薄れメールを返信してしまった
すると毎日のようにスティーブからメールが
“毎日、毎分、毎秒、僕がどれだけ君の事を想っているかなんて伝えきれないよ”
甘い言葉が心地よくなっていき、いつしか電話でも話す仲に
こうして会ったこともない外国人に恋心を抱く
さらにスティーブは子供たちも受け入れてくれた
スティーブとの幸せな結婚生活が想像できた
“突然だけどマレーシアから出張の帰りに日本に寄るから君と過ごす素敵なホテルを予約しておいてくれないかな?”
すぐに1泊3万円の高級ホテルを予約。そのことを伝えると
“急な仕事で機材を購入したいんだけどお金を貸して貰えないか?この仕事が遅れると予定通りに日本にいけなくなるんだ”
一刻も早くスティーブに会いたい、の一心で言われるがままにお金を振り込んだ
その金額20万円
振り込みを確認すると翌日には
“機材の購入に税金がかかるらしいんだ。あと40万円貸して貰えないかな”
連日の振り込み要求にさすがに不信感が募る
“マレーシアでは僕のお金はおろせないけど口座にはちゃんとある。パスワード教えるから見てよ”
口座を見て見ると6000万円の大金
これを機に彼の要求はエスカレート。翌日には…
70万円がないとマレーシアから出国できないと言われ、振り込んだ
さらに翌日にも“もう70万円だけお願い、そのお金がないと僕は死ぬしかないんだよ…”
突然、自殺をほのめかされ70万円を振り込んだ
たった4日間で振り込んだ金額は200万円
子どもの養育費にと貯めていた貯金は無くなり残高はわずか39円に
ここでようやく騙されたことに気づき、スティーブを問い詰めた
“騙されたお前が悪いんだよ。今から俺は「お前の金で豪遊してくるよ」”
この電話を最後に連絡は途絶えた
自称イギリス人のスティーブは実はナイジェリア人だった
スポンサーリンク