ジャネーノ!?で紹介
●学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に合格した話
偏差値30ギャルが勉強を始めたのは高校2年生の夏
2004年夏、名古屋にある青藍義塾に高校2年生の女の子が母親に連れられてやって来た
ミニスカートに金髪、絵に描いたようなギャル:さやか
彼女は見た目だけでなく その学力も強烈だった
「何の教科でもいいから これまで勉強した事で覚えてる事を教えてくれる?」
「いい国作ろう…平安京?」
「そこに日本の地図をざっくりとでいいんで描いてみて」に対し、円を描いた
もちろん高校の成績は最下位、偏差値は30代
タバコを吸うなど素行も悪く、校長先生から「人間のクズ」と見捨てられた問題児だった
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●偏差値30ギャルを慶応大学に合格させた伝説の塾講師:坪田信貴
そんな問題児を受け入れたのが青藍義塾 塾長:坪田信貴
独自の勉強法でTOEICで満点の990点をマーク
彼女は見た目とは裏腹に素直で良い子だった
そして塾には真面目に通うさやかの姿に、いつしか「慶応に受からせてあげたい」と思うようになった
それから受験までの1年半、2人は二人三脚で猛勉強
坪田は諦めることなく自分の勉強理論で徹底的に教え込んだ
そして高校3年生の夏、模試の結果、偏差値が70に
2006年2月、慶応大学に合格した
現在、慶応大学を卒業し、ブライダルプランナーとして活躍
●9種類のタイプ別指導法
大学で心理学を専攻していた坪田先生
人間は性格別に9タイプに分類できるという
その9種類の性格には、それぞれ異なる指導法がある
●まず9つの特徴から自分が(子供が)最もあてはまるタイプを選ぶ
1、上司や先輩から任された事は忠実の責任を果たそうとする
2、親密な人間関係こそ人生において最も大切
3、人と競争して何かを達成することが好き
4、本当の意味での自分を理解する人が少ないと感じる
5、考えがまとまらないと中々行動できない
6、集団の総意を得てから物事を決めたい
7、色んな事をやりたくなるが基本的に詰めが甘い
8、先輩、上司関係なく、おかしい事はおかしいとはっきり意見を言う
9、波風が立つのは避けたい
●9種類のタイプの特徴
1、完璧主義者→段取りが得意
2、献身家タイプ→ダメな異性に何度もダマされる
3、達成者タイプ→ありのままの自分を見せるのが苦手で、ついつい背伸びをしてしまう
4、芸術家タイプ→ロマンチスト
5、研究家タイプ→オタク系の人に多い、人を仕切るのが苦手
6、堅実家タイプ→コツコツ積み上げていくのが得意
7、楽天家タイプ→他人の悩みを長時間 聞く事が出来ない
8、統率者タイプ→姉御、兄貴肌で自分を頼ってほしい
9、調整者タイプ→人をまとめるのが得意
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●タイプ別 成績を上げる勉強法
1、完璧主義者→目標を達成させようとしちゃダメ
段取りや計画が上手くいかないと悩んでしまう
「全部 上手くいかないのが当たり前だからね」事前に伝える
テストでも計算ミスを気にして検算しすぎる傾向がある
全体の時間配分を意識させる
2、献身家タイプ→自分勝手な事をさせる
人に尽くすが溜め込むのも多い
感謝してもらえないとストレスになって爆発する事も
いちいちちゃんと感謝する事が大事
自分より他人の為のの方が勉強がはかどる傾向がある
「勉強してくれてありがとう」と感謝するとモチベーションがアップする
3、達成者タイプ→時間内に終わらせる事にこだわりすぎて勉強がおろそかになる傾向がある
時間に縛られずじっくり取り組ませる勉強法が成績アップに繋がる
4、芸術家タイプ→絶対に説得しちゃダメ!
基本的に自分の価値観、世界観を持っている
その価値観や世界観の中で、好きか嫌いかで判断する
一番人気は買わず、他人とは違うものを買いたがる
とにかく人と同じ事が嫌い、集団授業の塾より家庭教師の方が成績アップ
5、研究家タイプ→勉強内容が細かくなりすぎる事
気になり出すとテストに出ない部分まで勉強してしまう
1人で勉強させないようにする
6、堅実家タイプ→あまり大きな目標を立てるとやる気を失う傾向がある
計画を立てる場合は長期的ではなく、細かく立てる事が大事
7、楽天家タイプ→失敗したら褒める、成功したら褒めない
好奇心旺盛でとにかく何でもガンガンやるので、
わざわざ褒めなくても自分で気持ち良くなってやる
とにかくノリ重視、薄めの問題集がオススメ
次々に問題集が終わるとモチベーションを維持できる
ちなみに さやかは楽天家タイプ
無理でも高い目標を掲げ、やる気を継続させた
8、統率者タイプ→秘密にしない
指導者側が頼るくらいがちょうど良い
白黒はっきりつけたがる傾向がある
今日中に課題を終わらせれば「勝ち」or「負け」など
勉強を勝負に置き換えさせると効率がアップする
9、調整者タイプ→マーペースで目標達成の意識が低い傾向がある
目標達成が気持ち良いというイメージを植え付ける
●子供の本当の学力を調べる
さやかの場合、小学4年生のドリルから始めたという
高校2年生だから高校2年生の問題をやることが間違い
どこでつまづいてしまったのかを調べ、現在の本当の学力を見極めること
●子供を伸ばす母親
さやかが慶応に合格できたポイントは、必ず何かを応えようとする姿勢
間違っていたとしても恥を恐れず、思った事をすぐに口にできる素直さ
さやかの母はとにかく娘の意見を尊重、とことんまでやらせる親だった
受験まで4ヶ月を迫った時期、
偏差値70までいくと当然 成績の伸び率は悪くなり、昔のように成長を実感できない
周りの期待だけが日に日に大きくなるのを感じていた
「お母さん、もう本当に止めたい」
「やめたいならやめてもいんだよ。さやかは十分頑張った。それだけでスゴイ財産なんだから」
この母の言葉があったから辛い受験を乗り越えることが出来たという
●ダメな親とは?
こうなくちゃいけない、これは絶対やっちゃダメとか、
こうしなくちゃいけないとなってしまうから迷走してしまう
子供を愛している気持は心に持っているのに、
言ってる言葉が「あれがダメ」「これがダメ」ばかり
1時間 叱っても、1時間 褒める事はしない
出来てる事は当たり前、出来てない事ばかり言ってしまう
ダメな親とは、自分がダメな親と認識すること
●子供にダメと言ってはイケない理由
「これをやっちゃダメ」と言うと、
読解力がない子供は、自分がダメと感じてしまう
大事なのは「これをやっちゃダメ、でもあなたの事は大好き」と
ハグをするくらいをセットで行う事