ありえへん∞世界で紹介
99%行かない独裁国家
●北東アフリカの独裁国家エリトリアの実態
北朝鮮を凌ぐ世界報道自由度ランキング ワースト1位
紅海に面したアフリカ北東部に位置
1961年から1991年までエチオピアと30年にも渡り戦争
エリトニア軍は武器が乏しかったため、時には半袖&短パンで完全武装の敵に挑み、
その武器を奪いながら戦ったという
1993年にエチオピアから独立
現在、初代大統領イサイアスが行う独裁政権下にある
イサイアス大統領は選挙なしの永久大統領
彼が生きている限り永久に独裁政治が続く
国民は民族を独立に導いた大統領を強く支持しており独裁といっても不満を感じている人は少ない
日本人旅行者は年間100人ほど
首都はアスマラは標高約2300m
夏の平均気温は約20度
エリトリアの人口は約540万人
国土面積は北海道と九州を合わせた広さとほぼ同じ
旅行者は現地で携帯電話を購入する事は禁止
一度入国すると外部と連絡をとるのが困難
●エリトニアは現在2005年で生活している
現在2005年と云うゲエズカレンダーは
エリトニアで盛んなキリスト教教派「コプト正教会」で使われる暦
に対し、我々日本人が使う2013年のカレンダーは世界的なキリスト教教派「ローマ・カトリック教会」が広めたもの
この2つの教派でキリストの生誕年の解釈に違いがあり、その結果、暦がズレてしまった
●学費や医療費、家が全て無料
エリトニアでは客の歓迎にポップコーンを投げる
芳香剤の代わりに床にハーブを撒く
・小学校から大学まで学費が全て無料
・通院から入院まで医療費も全て無料
・無料で家を建ててくれる
・所得税が無い
エリトニアは天然資源が豊富、その利益を大統領は独占せず、国民に還元している
●トラック列車は国民の誇り
タイヤを列車の車輪に付け替えたトラック
車輪以外はトラックのままなので自動車を運転する技術があれば簡単に操縦ができる
独立戦争時代、エリトリアのレールは敵によりバラバラに分解され、
銃弾を避けるための防御施設の材料として使われた
その後、戦争が終結し、元々走っていた蒸気機関車の為に、
レールを回収して線路を引き直す事に
元々線路は付近に道路のない厳しい山岳地帯を通っており、
そこにレールを敷き直すには、動力源である機関を止めると再出発するのに大変な蒸気機関車でなく、
再出発がスムーズにでき、再び敷くレールを詰める貨物列車が必要になった
そこで登場したのがトラック列車
エンジンで再出発がスムーズな上に、荷台にレールを積める
トラック列車は自らレールを敷きながら進み、全長120キロものレールを復活させた
復興のシンボルとして紙幣にデザインされた
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●独立に貢献した日本人空手家:千葉晴信
1951年、宮城県で生まれる、鹿児島大学水産学部に進学
そこで空手を始めた千葉は九州チャンピオンになるほどの達人となる
当時の彼の夢は空手の指導者
大学卒業後、新聞社のアフリカ特派員の助手に
当時、エチオピアと壮絶な戦争をしていたエリトニアに赴任
ある日、取材の合間に空手の鍛錬を行っていた千葉の元へ武装した若者たちが近付いてきた
千葉の空手の鍛錬を食い入るように見つめていたのはエリトリア独立軍に所属する若者たちだった
エリトリア独立軍は当時、武器も乏しく敵の武器を奪っては闘うギリギリの状態
「お願いです 私たちにその武術を教えてください」
彼らは千葉に弟子入りを志願した
千葉はエリトリア独立軍の若者たちへ空手を指導することに
「この若者たちに空手を通して強い精神力…どんな苦難にも立ち向かっていける強い心を身につけさせてあげたい」
千葉は新聞社の特派員の助手を辞め、単身エリトリアへ移住
それから千葉は毎日2時間、独立軍の若者に空手を教えた
移住してから11年後、1991年、エリトリア独立軍はエチオピアの首都に突入し、政権を打倒
悲願であって独立を成し遂げた
首都を攻略した部隊こそ千葉が空手を指導した若者たちだった
国中が独立に湧く最中、千葉は忽然と姿を消していた
そして2012年、千葉を探していた弟子の駐日大使 エスティファノスさんが、ついに居場所を探し当てた
千葉はアフリカのジンバブエで道場を開き、空手を指導していた
エリトリア政府は千葉を戦勝記念式典に招待、32年ぶりにかつての弟子たちと再会を果たした
池上彰解説塾で紹介
政府に批判をすれば即逮捕
隣国エチオピアとの争いが続いているため、ほとんどの国民が徴兵される
18歳~60歳までの男女が対象
徴兵が終わっても強制労働が待っている
道路工事やダム工事などを強いられ、その期限は一生続く
国民が海外へ行くことは、基本的に禁止
逃亡者は即逮捕、最悪の場合 射殺される
・サッカー代表チーム逃亡事件
2013年12月、ケニアで行われた国際試合でエリトリア代表チームから選手8名が失踪
2009年には選手全員が行方不明に
エリトリアでは国外脱出するためにサッカー選手を目指す子供もいるという
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