夢の扉+で紹介
●海に浮かぶ高さ1000mの海上都市グリーンフロート
赤道付近の海の上に10万人が暮らす高さ1000mの浮島を作る
まさにSF映画のような信じがたい計画
それを本気で推し進めているのが、清水建設の竹内真幸
ひとつの浮島は高さ1000m、直径3キロ
面積は東京ドーム150個分
赤道直下でも涼しい上層部を住居にし、その下に植物工場が可動
土台には田んぼや畑が広がる
あらゆる場所に最先端の技術を取り入れながら健康的な暮らしを楽しむことができる
世界に類を見ない海の上の理想郷
着工は2030年を目指す
まず海上に工場を設置、そこで蜂の巣状の浮材を生産する
コンクリート製だが、空洞になっている為、水に浮く
繋ぎ合わせて巨大な土台にしていく
高波がきてもビクともしない
また沖合に浮かせるため、津波の心配もない
技術的に実現可能
スポンサーリンク
●1000mもの建物を組み上げる軽くて強い材料?
竹内が相談したのが熊本大学の河村能人 教授
河村はKUMADAI不燃マグネシウム合金を開発した
その特徴は鉄の1/4という軽さ
そして同じ重量の鉄よりも18倍の強さを持つ
さらに高温になっても発火しない
近い将来、鉄にとって代わる可能性があるKUMADAI不燃マグネシウム合金をグリーフロートに使いたいと考えた
マグネシウムは海水に多く含まれるため無尽蔵に取り出せる
河村教授は竹内の壮大な計画に惚れ込んだ
●グリーンフロートでの食料は完全自給自足
土を使わない水耕栽培の植物工場
太陽で育つ野菜が人間の出す二酸化炭素を吸ってくれる
そして人間が出した生ゴミや排泄物は畑や海の栄養となり、
そこに集まった魚が食料になる
●10万人都市のエネルギー
竹内のプランではJAXAが開発中の宇宙太陽光発電を採用
24時間発電が可能
電力はマイクロ波によって送られる画期的なシステム
居住部分は海抜700mよりも上
すると赤道直下でも年間平均気温26度という快適さ
スポンサーリンク