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イタリア 愛と癒しの聖地を巡って
●癒しのパワースポット
イタリア中央部の岡の上にある「アッシジ」
人口わずか1万人の小さな町に毎年600万人もの人が訪れる
キリスト教の聖人「聖フランチェスコ」の生きざまに触れると気持ちが癒されるという
●聖フランチェスコ(1182~1226年)
聖フランチェスコの墓がある聖フランチェスコ聖堂
祭壇の真下の地下に聖フランチェスコの棺がある
聖堂には聖フランチェスコの生涯を紹介した28枚のフレスコ画が壁に描かれている
青年期までは裕福な商家の跡取り息子として何不自由なく過ごしていた
名声を求め、隣の町との戦役に加わる
しかし戦いで負傷し、捕虜となり、イエスの声を聞いたという
この出来事をきっかけに彼は財産を全て捨て、イエスと同じように暮らそうと決意した
全ての財産を捨てた彼は壊れかけた小さな教会:サン ダミアーノ教会を修理し、次にハンセン病患者たちの手当てをし始めた
生涯一切の財産を持たず、農業の手伝いや托鉢によって食物を得て、最低限の暮らしをしていた
彼が仲間たちと布教活動の為に住んでいた小屋がサンタ・マリア・ディ・リヴィトルト教会に保存されている
巡礼の人が深く心打たれるのは彼の清貧という生き方である
生き物と対話したという聖フランチェスコは環境保護の守護聖人になっている
聖フランチェスコが瞑想の為、たびたび籠ったというスバシオ山
スバシオ山のモルターログランデ(直径260m深さ60m)は雨水が石灰岩の地層を侵食してできたすり鉢状の穴
人々に敬愛される聖フランチェスコを生涯支えた聖キアラ(1194~1253年)
1226年 聖フランチェスコは天に召された
遺体は聖キアラが待つ教会に運ばれた
聖キアラは聖フランチェスコの遺体を抱擁した
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